越生梅林にて
青天を 衝くように咲く 梅の花
越生梅林へ行ってきた。
去年は早すぎて少々寂しい思いをしたので、今年は少しだけ時期をずらして、今日行く事にした。
昨日の昼間までは春本番かと思える程に暖かったから、さぞかし花も咲いただろうと思いきや、思い通りにならないのが自然というやつだね。
それでも、満開とまでは行かずとも見応えはあった。
車の中は窓を閉め切っていた事もあったからかなり暖かったけど、車を降りると吹き付ける北風が折角温まっていた体を冷やしてきた。
晴れてはいたけど、北風の冷たさを実感できる程に寒かったけど、見事な梅の花にカメラを向けてシャッターを切っていると、それも気にならなくなる。
ミニSLの線路を渡った先に、立派な白梅の木が植わっていて、そこが何やら賑やかだった。
梅の木を 従え写る アイドル犬
4匹の犬たちを連れた飼い主が、梅の木をバックに並べて写真撮影。
それに気づいた他の観光客も、そんなアイドル犬を見たさに集まってきて、口々に「かわいい!」と言いながら写真を撮っていた。
にわか撮影会だね。
風は相変わらず冷たいけど、心はほっこりしたね。
にわか撮影会も解散し、園内を撮りながら歩き回る。
この梅林の脇には越辺川(おっぺがわ)という川が流れていて、対岸にも梅の木が植わっていて、満開の白梅で染まっていた。
ふとスマホで時計を見ると、3時を過ぎていた。
そう言えばお昼ごはん、まだだったなぁ。
コロナでお祭りは中止になっていたけど、「屋台村」で3軒の屋台が店を開けていた。
焼き団子屋さんでしょう油だれの焼き団子を買った。
それを食べて一息ついて、1時間程撮り歩き。
流石に今日の北風は強い上に冷たい。
手がかじかんでしまった。
時計を見ると、あれから1時間を立っていた。
4時かぁ。
そろそろ帰ろう。
梅林の門の所で、大きめの柴犬を連れた人が写真を撮っていた。
写真を撮り終えたのを見て、すれ違いざまに柴犬があたしに鼻を近づけてきた。
あたしはそっと頭を撫でてあげた。
「お名前は?」と柴犬に訊くと、飼い主さんは「力丸です」と答えた。
帰り際に、またまた犬で心が温められた。
駐車場に戻り、車に乗り込んでエンジンをかけてエアコンで体を温めてから帰路に就いた。
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